カテゴリー: カメラ
サブカメラが欲しい
理由は春から夏、秋に向けて登山をする機会が増えるので小型で頑丈なものが欲しくなった 登山は岩などにゴツゴツ当たったり、急な天候変化や、汗により濡れてしまう点を考慮しないといけないのだ
じゃ、今持ってるZ6iiでいいじゃないかと思うが、メインで使うものなので、あまり粗雑に扱いたくない なので、サブ機(というか山用カメラ)が欲しくなったと言うわけだ
サブ機に求めるものは以下のとおり
- レンズ交換が可能な一眼カメラであること
- 小型で頑丈であること(できれば防塵防滴)
- 静止画カメラとして性能を満たしていること
- EVFがあり、手ぶれ補正があり、写真が撮りやすいもの
- 連写機能や高感度はそこそこでいい
- 動画機能にLog撮影、カラーグレーディングができるものであること
- コスパがいいこと(中古でよく、購入後のレンズコストも重要)
- デザインがいいこと
現在検討しているのは以下のカメラだ
- Fujifilm
最も好みのカメラ 求める条件は全て満たしている ただ、高い
デザインが素晴らしく、ほぼ基本性能は満たしている でも、防塵防滴でない
X-E4同様、基本性能に不満なし 同じく防塵防滴でないことと動画性能に不安あり
X-E4、X-T30同様、基本性能は満たしている が、デザインがイマイチ
- Nikon
動画性能に不満があるが、購入コストこそ安くないが、メイン機のZ6iiと同じマウントなので購入後のコストを抑えられる 何よりカメラとしてのクォリティが高い
Z5同様の評価 Z5と比較してAPS-Cであること以外に違いがない 防塵防滴性に若干の不安あり
- Olympus
X-T4並に好みのカメラ 求めるものはすべてある が、高い そしてキットレンズの倍率に不満
Mark IIIと同様の評価 世代が古いので、Mark IIIより細かい点で劣るが、安さが魅力
E-M1と同様の評価、と言いたいが、以前使っていたMark IIの不満点(バッファの弱さ)が解消し切れていないことへの不安と動画性能に不満がある
- Sony
本体は防塵防滴なのだが、レンズが対応していないため、対応レンズを購入する必要がある あと、キットレンズが18mm(換算27mm)に不満 購入コストも安くない
6600と同様の評価だが、キットレンズが16mm(換算24mm)なのはいい 購入費用の安い点が魅力
まず、Fujifilmは魅力的な機種が多いが、防塵防滴対応がX-T4のみ デザインの秀逸さはX-E4 X-T4はサブカメラとしては高いので、X-E4が候補となるが、頑丈とは言いづらく、登山に携行するものとしては不安がある あえていうならVLOGCAMの代替え品という位置づけだろうか 購入後のレンズも安いわけではない
Nikonは動画性能に目をつぶればZ5一択 Z50は防塵防滴性能に若干の不安あり すでにレンズはあるので購入後のコストは安くできる(メイン機と共有)
Olympusは過去使っていたメーカーでもあり、小型頑丈、防塵防滴、手ぶれなどは他メーカーよりも優れていることは分かっている しかし、購入コストこそ安く抑えられるが、キットレンズの倍率が低いため、別途レンズを買うとなると安いとは言えなくなる
Sonyは防塵防滴性能に目をつぶれば6400一択となる ダブルズームを選択すればいちおうレンズ倍率の不満は解消できる
帯に短し襷に長し、さあどれにするか…
自分のフルサイズ遍歴
Z6iiにオールドレンズをつけて散歩
Z6iiにオールドレンズをつけて分かったのは、不自然なブレ補正がないので、歪みのない動画が撮れる
例えば次の動画は60mmマクロで撮ったものだが、手持ち撮影
もともとZ6iiで動画撮影をするつもりはなかったけど、この時の動画をみてちょっと感動した とはいえ、マニュアルフォーカスなのでピンボケなのは否めない
次の動画は50mmで撮ったもの 短く編集してしまったのは、歩きながら撮影したらさすがに手ぶれが酷いので、使える部分だけにしたら超短くなってしまった Z6iiの動画撮影にはジンバル必須
静止画はさすがF1.2で撮ると描写が柔らかい どこか懐かしい雰囲気があるので、レタッチで色彩をフラットにしてみた 紅葉はF5.6あたりまで絞って撮影 でも、レンズ登録をしてもEXIFに絞り値が反映されない(バグか?一眼レフではできたのに)
※フォーサーズ(マイクロ含め)はセンサーサイズが小さいため高感度が弱い
また、登山での写真以外に競馬場でのレースを撮る趣味も加わり、動体もの撮影や連写も必要となっていった
※当時のミラーレスでは動体ものは絶望的に弱い
そうなると次第にマイクロフォーサーズでは求めるものが撮れない事に不満が出てきた
※強烈な手ぶれ補正と防水と言って良いほどの堅牢性は最大のメリットであるが...
しかし、何よりこのカメラの性能の良さ、堅牢性に次第に惹かれ、オリンパスよりニコンの方に気持ちが移り始めていった
※D5は高価と大きすぎるボディのため選択肢から外れていた
D500の醸し出すシャッター音とそこから感じる振動 これは撮っているだけでなんとも言えない優越感があった
それは重量 何しろフルサイズカメラのD750より重い OM-D時代と違いニコン系のレンズは大きく重くなる そのためかさばる荷物を減らすために高倍率ズームレンズを一本ですますようになった
だが、これにより撮影への工夫が薄れていってしまった
それ以外には(不満と言うより)高感度も期待していたほどでなく、APS-Cなりのレベルだった
※マイクロフォーサーズよりは遙かに良いが...
あるときα7iiを中古で手に入れた 初めてフルサイズを手にした時、その写りに感動した D500と比較してカメラとしての性能は色々劣るものの、その写り、階調の豊富さ、高感度に感動したのだった もともとセンサーサイズに大きなこだわりは無かったが、これほど違うのかとある種の敗北感が生じるほどだった
※α7iiは娘に譲ってしまった
※ちなみにZ5は性能的にイマイチな部分があり、購入意欲は湧かなかった
ところが、D810の高精細画像も捨てがたくなっており、ひじょうに迷ってしまった
自身の志向が変わり、手放してしまったD500だが、今でも良いカメラだと思っている APS-Cはフルサイズより劣るものとは考えていない APS-Cは軽量で焦点距離が稼げる利点もある まだまだ使えるとカメラだと思う
最近のお気に入りのレンズと言えば、これ(Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D)
本来の用途はフィルム用のレンズとして購入したのだが、買ってしまうと使いたくなってしまう そして何度か使っているうちにお気に入りレンズとなってしまった
なお、フルサイズの60mmマクロなので、APS-Cだと90mmとなる
マクロ撮影をする時はしっかりと寄る必要があるのだが、90mmという焦点距離は丁度いい
そしてレンズ自体の大きさ的にも取り回しがしやすいサイズだ
また、フルサイズのレンズなので、APS-Cで使えばレンズの中央部分で撮影するため写りも良くなる
※フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使う利点のひとつ
丸ボケじゃなく六角形ボケなのもレトロな感じで良い
ついでに言うとフルサイズで使えば、ほぼ標準域のレンズなのでスナップ撮影にもいい
ただ、残念なのはDレンズのため、Z6iiで使うとマニュアルフォーカスになってしまうところ
とは言ってもマクロ撮影なので、マニュアルフォーカスでの撮影も悪くはない
以前のブログでも書いたが、8月から登山を再開するにあたって自らの体力・筋力・心肺能力の低下が懸念材料だった 自分は一眼レフとGoProを持って山に出かけるのだが、とくに一眼レフが重い 軽量化を考えるなら、まずこの一眼レフの重量問題を何とかしたいと思っていた
そんな時にこのVLOGCAMが登場し、半ば衝動的にこいつを「定額給付金」で購入した
ところで、同じソニーのカメラでもαシリーズ等の一眼タイプを選ばずコンデジタイプのVLOGCAMを選んだ理由は...
- できるだけ撮影機材は小さくまとめたい
- スチール撮影用としてもそれなりのレベルを求めたい
- 動画性能もそれなりを求めたい
- レンズにこだわりが生まれてしまうので、一眼タイプは避けたい
VLOGCAMはこの要望にピッタリなので、このカメラに対する期待はとても大きかった
ところが、VLOGCAMを使い始めてみると、不満な点が生じてきた
使い始めて感じた不満点を列挙してみた
- 露出調整
- 絞り、SSの設定が面倒 結局Pモードしか使ってない
- 露出オーバー防止のためNDフィルターを使ってみたがよくわからなかった
- オートだったからかもしれない
- 画質
- 動画の色のりが自分の好みでない
- PP(ピクチャープロファイル)を使ってみたが後悔した
- カラーグレーディングはやたら手を出さないが吉
- CyberLinkのColorDirectorではいい感じにならなかった
- Premiere並みの高機能ソフトが必要かも
- カラーグレーディングを使うにはもう少し勉強必要 試行錯誤やPCのパワーアップと編集ソフトウェアを検討すべし
- なお、PPを使うと静止画にも反映されてしまう
- RAW現像
- Imaging EdgeのEditを使ったRAW現像は使いづらい
- 現在はLightRoomが対応したのでRAWでの撮影オンリーに切り替えた
- 手振れ補正
- 動画の手振れ補正はStandardだとイマイチ、Activeだと画角が狭すぎる
- サードパーティのツールで広角仕様にすると顕著に画質が落ちる
- よって動きながらの動画撮影は不向き
- 動きながらの撮影をするならジンバルを検討する
- Goproと同じ使い方を考えてはいけない
- 静止画の手振れ補正は優秀
- 音質
- 内蔵マイクは優秀
- その他
- 防塵防滴でないので、汗をかいたときや突然の雨に配慮が必要
- グリップはイマイチなので、サードパーティのものを使う
- EVFがないと微調整しづらい(老眼なので、小さい画面が見にくい)
結局、自分が求めていたものは
- 静止画は一眼レフの操作性と画質
- 動画はGoProそのもの
だった よって、VLOGCAMは自分には合ってないことがわかった
とはいえ、登山以外で出かける時にはコンパクトなボディは重宝する 使うポイントさえ見極めれば問題なさそうだ
使用機材:
カメラ:VLOGCAM ZV-1