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24-105mm F4 DG OS HSM AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR D810 D850 Nikon SIGMA

SIGMAの24-105

昨年Z6II購入のため、D810と24-120 F4を手放した その後、フルサイズ一眼レフは手許に置いておきたくなったので、D850とSIGMAの24-105 F4のレンズを購入した 24-120は好きなレンズだったが、同じレンズを買うのは芸がないと思ってしまいSIGMAを選んだ 他に標準レンズは24-70もあるが、望遠側の焦点距離は100mm以上が欲しいので、選択肢はこれしかなかった

SIGMAの24-105はF4通しのArtレンズ ずっしりとした重量感(実際めちゃくちゃ重い)が所有感を満足させてくれる D850に装着するとなかなかの重さで、登山カメラとして使う気は一切起きない
広角レンズなので樽形の歪みも周辺光量落ちも目立つが、この手のレンズでは当たり前なので、個人的にはなんとも思ってない
それよりも中央部分の解像度が素晴らしいクォリティだ ただ、周辺部の画質の落ち方が顕著なのが気になるところだ
そこで、24-120で撮った写真と比較してみた 最初に広角
これは24-120
F8で撮影 カメラはD810

これは24-105

同じくF8 カメラはD850

カメラが違うし同じような写真が無かったので完全な比較とはいかない でも、ざっくり言うと24-120は24-105と比べて比較的均等だが飛び抜けている要素無し、24-105の中央部は素晴らしいけど中央と周辺の画質はがっつり違う ただ、D810とD850の解像度が違うため、中央部分については24-120には不利かもしれない
次は望遠
これは120mm F4 カメラはD810

これは105mm F5.6 カメラはD850

これは甲乙つけがたい カメラの差と天候が左右しているだけ
なんとなく、レンズ自体の平均点としては24-120の方がいいかもしれないという印象 でも、24-120はズームの締まりが緩いので、持ち歩くとズームが伸びてしまう 使用時はゴム等でズームを締める必要があって、正直言ってこれが邪魔くさかった 一回24-105を下取りに出して24-120を買い直そうと思ったが、これが頭をよぎってやめた 標準レンズとしてはこういう要素も大事だ そもそも画質を求めるなら単焦点レンズを使えばいい
あと気がついたのは、やけに24-105のフレアが目立つなと思っていたら、原因は保護フィルターだった Amazon製のフィルタは中身がKenkoとはいえ品質はイマイチ それ以来撮影時にはフィルターは外すように心がけている

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D810 D850 FE Nikon Sony Z6ii α7ii カメラ

フルサイズ遍歴

自分のフルサイズ遍歴

向かって左からD810、FE、α7ii フォーサーズとAPS-Cを中心に使っていたが、α7iiの価格がこなれてきたので、中古で購入したのが最初だった
その後、D810を購入し、勢いでフィルムカメラも購入した
2018年

下が現在の所有機種 α7iiとFEは娘に譲って、しばらくはD810とD500を中心に使っていたが、去年機材を一新した
現在はD850、FE、Z6ii FEは再購入 やはりフィルムカメラは一台は持っておきたかった
今年(2021年)

これ以外にVLOGCAMを所有しているが、レンズ交換式の小さい一眼に代える予定 VLOGCAMは動画機としては使いやすいが、静止画機として物足りない
やはりカメラはファインダーが必要だ

使用機材:
カメラ1:D810
カメラ2:D850
カメラ3:Z6ii
カメラ4:FE
カメラ5:α7ii

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D500 D810 D850 Nikon Z6ii カメラ

D500、D810への想い

今年は持ってるカメラの総入れ替えだ

まず、D810を下取りしてZ6iiを購入し、そして今回D500を下取りに出してD850を購入した
今回は売ってしまったこの2台について少し語りたい

D810 D500
もともとカメラは2台体制だった 登山専用として比較的小さく軽いもの、そしてしっかり写るカメラを持つことにしている
登山は軽量かつ防塵防滴を最優先だったことから、かつてはマイクロフォーサーズ(OM-D E-M1)を愛用していた そのうち星景写真も撮るようになると、マイクロフォーサーズの高感度耐性に不満が生じ始めた
※フォーサーズ(マイクロ含め)はセンサーサイズが小さいため高感度が弱い
また、登山での写真以外に競馬場でのレースを撮る趣味も加わり、動体もの撮影や連写も必要となっていった
※当時のミラーレスでは動体ものは絶望的に弱い
そうなると次第にマイクロフォーサーズでは求めるものが撮れない事に不満が出てきた
※強烈な手ぶれ補正と防水と言って良いほどの堅牢性は最大のメリットであるが...
その当時、平行してD7000を使っていた こちらはしっかり写るカメラとして使っていた訳だが、やはりOM-Dより大きなボディとレンズに抵抗感があったことと、フォーサーズマウントのレンズを多数持っていた事もあり、登山用としては使えないというのが当時の判断だった
しかし、何よりこのカメラの性能の良さ、堅牢性に次第に惹かれ、オリンパスよりニコンの方に気持ちが移り始めていった
そんな中登場したのがD500だった
自分の要求するスペックは全て満たしていることから、OM-Dからの宗旨替えの決め手となり、D7000はそそくさと売ってしまった
D5は高価と大きすぎるボディのため選択肢から外れていた
D500の最も気に入った点は「シャッター音」
D500の醸し出すシャッター音とそこから感じる振動 これは撮っているだけでなんとも言えない優越感があった

「俺、今、写真撮ってる」

こんな気持ちにさせてくれるカメラだった チンケなシャッター音のOM-Dでは味わえないものだった

これは自分の偏見だが、ミラーレスカメラはスマホ的な感じがあり、数年で新製品に切り替えるものという感覚があったため、それがどことなく所有欲を満たさない部分を醸し出していたように思える
しかし、D500はそれを吹き飛ばして「カメラ」を持っている気にさせてくれるものだった
D500はオールマイティなカメラであったが、たったひとつ不満があった
それは重量 何しろフルサイズカメラのD750より重い OM-D時代と違いニコン系のレンズは大きく重くなる そのためかさばる荷物を減らすために高倍率ズームレンズを一本ですますようになった
だが、これにより撮影への工夫が薄れていってしまった
それ以外には(不満と言うより)高感度も期待していたほどでなく、APS-Cなりのレベルだった
※マイクロフォーサーズよりは遙かに良いが...

あるときα7iiを中古で手に入れた 初めてフルサイズを手にした時、その写りに感動した D500と比較してカメラとしての性能は色々劣るものの、その写り、階調の豊富さ、高感度に感動したのだった もともとセンサーサイズに大きなこだわりは無かったが、これほど違うのかとある種の敗北感が生じるほどだった

そこから自分自身はフルサイズ志向となっていき、ほどなくD500とは系統の違う高画素機で高精細画像が期待できるD810も購入した(中古だが)
※α7iiは娘に譲ってしまった
D810は連写性能やAFなど、D500より劣る部分もあったが、高画素機ならでは高精細画像、高画素機にも関わらず意外に強い高感度性能に惚れてしまった
しばらくはD500とD810の2台体制だった 目的地によって持って行くカメラを切り替えるなどしていたが、加齢による体力の衰えと今年のコロナ禍の自粛による運動不足も相まって登山向けの軽いカメラへの購入意欲が高まり、さきほどのミラーレスカメラへの偏見はどこへやら、フルサイズミラーレスへの興味が次第に強くなっていった
※ZV-1を購入するという寄り道もあったが... 
しかしZ6の購入についてはすこしばかり抵抗があった 色々間に合わせるために作った感があって、細部が最適化されていない これがニコンなの?というものだった
そのため、初代Z6は購入するには至らず、他のマウントへの変更も視野に入れていた

そして今回出たZ6iiは初代機より色々改善され、より完成されたものとなった 新しいメインカメラとしては必要充分 購入を決めた
※ちなみにZ5は性能的にイマイチな部分があり、購入意欲は湧かなかった

それを購入するにあたってD810を下取りに出し、Z6iiとD500の2台体制とするつもりだった
ところが、D810の高精細画像も捨てがたくなっており、ひじょうに迷ってしまった

自分自身の思いとして、一眼レフカメラは持っていたい考えていた
※たとえこの先貧乏になってカメラを一台にする時が来たとしても一眼レフを残すだろうと思う
その一眼レフはミラーレスにはない、一眼レフならではの性能を兼ね備えたものであるべきと考えていた D500でいいと最初は思っていたが、結局動体もの、連写性能、高感度に加え高精細な画像を創り出す性能を持つD850が求める先にあると考え、迷ったあげくD500を下取りにしてD850を購入したのだった

自身の志向が変わり、手放してしまったD500だが、今でも良いカメラだと思っている APS-Cはフルサイズより劣るものとは考えていない APS-Cは軽量で焦点距離が稼げる利点もある まだまだ使えるとカメラだと思う

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Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D D500 D810 Nikon Z6ii カメラ

あえて古いマクロレンズを使う

最近のお気に入りのレンズと言えば、これ(Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D)

本来の用途はフィルム用のレンズとして購入したのだが、買ってしまうと使いたくなってしまう そして何度か使っているうちにお気に入りレンズとなってしまった

なお、フルサイズの60mmマクロなので、APS-Cだと90mmとなる
マクロ撮影をする時はしっかりと寄る必要があるのだが、90mmという焦点距離は丁度いい
そしてレンズ自体の大きさ的にも取り回しがしやすいサイズだ
また、フルサイズのレンズなので、APS-Cで使えばレンズの中央部分で撮影するため写りも良くなる

※フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使う利点のひとつ

丸ボケじゃなく六角形ボケなのもレトロな感じで良い

ついでに言うとフルサイズで使えば、ほぼ標準域のレンズなのでスナップ撮影にもいい

ただ、残念なのはDレンズのため、Z6iiで使うとマニュアルフォーカスになってしまうところ
とは言ってもマクロ撮影なので、マニュアルフォーカスでの撮影も悪くはない

使用機材:
カメラ1:D500
カメラ2:D810
カメラ3:Z6ii

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D500 D810 Nikon

写真を撮る

去年の瑞牆山以降、膝を悪くした事だったり、コロナの自粛明けで体力が落ちた事もあり、最近は登山そのものをゆっくり楽しむようになっている

そこで気がついた事がある それは「写真を撮る」という事だ

ここ2、3年くらい自分の撮った写真を見返したときに、なにも感じない絵ばかり

もっと過去に遡ってみると、フォーサーズ(E-5やOM-D)を使っていた頃は色んなものを撮ることを楽しんでいた
今はAPS-C(D500)、フルサイズ(D810)、そしてレンズも豊富に持っているが、フォーサーズを使っていた時と比べてどうだろうか

正直いうと、ここ2、3年間は単なる「記録」や「メモ」ばかり
これなら単なるスマホで良いじゃんというレベルのものばかり

それには思い当たる事がある

体力がある時はトレッキングの行程を厳しいものにしがち 行程時間の短縮やコース歩く事だけが主になっていた そうなると写真なんかに気を使わなくなる 案内版を撮る、山頂から富士山を撮るばっかり
また、以前は標準ズーム以外にマクロや望遠または魚眼などを使っていた 重たい思いをしながらレンズをとっかえひっかえしながら撮影を楽しんでいた ついでに言うとマイクロフォーサーズの場合はレンズ自体が小さい 他のメーカーはレンズが大きく重い カメラを他のメーカーに宗旨替えをすると、その違いに辟易する そうなると持って行くレンズもなるべくひとつにまとめてしがいがちになる 高倍率ズームは機材も減り便利だが、撮影に工夫しなくなるようだ

これも「写真<トレッキング」の比重によるものだ

フォーサーズは高感度に弱いので、星景を撮るのに苦労して色々工夫もした フォーサーズの弱点に苦労した経緯もあって、フォーサーズ→APS-C→フルサイズと変わったのだが、センサーサイズの大きさだけで安心してしまっていたようだ

機材に心が奪われていくと、もはや所持することが目的になる

自分は「写真を撮る」事を忘れていたのだ

あと、動画を撮る事に気持ちが移ったことも写真がおざなりになっている原因のようだ

写真て「記憶」じゃないかと思っている

これからは単焦点レンズを中心に使っていこうと思う

焦点距離の物足りなさは工夫しようと思う

メモレベルの写真はスマホで撮れば良いと思う

使用機材:
カメラ1:D500
カメラ2:D810